以前の記事でRaspberry Piと土壌湿度センサで植物の水やりタイミングを分かるシステムを作りました。
しかし、防水処置をしていなかったので、実際の運用には至っていませんでした。
今回、Raspberry Piを防雨ケースに収めて、屋外でRaspberry Piを使用し始めたので記事にします。
Raspberry Piを屋外で使用したいと考えている人は是非参考にして下さい!
準備したもの
- 未来工業 プラスチック製防雨ウォルボックス WB-12AK
- Raspberry Pi 3 Model B
- ブレッドボード
- A/Dコンバータ MCP3208
- 土壌湿度センサ YL-69
- Revex コンセント タイマー スイッチ式 簡単デジタルタイマー PT70DW
- 防雨型延長コード
- 角型コンセント
- グロメット
- バスボンド
購入したもののリンク先を載せておくので参考にして下さい。
屋外設置のポイント
AC100V電源の引き込み
私の自宅は屋外に100V電源を設置していますので、そこから電源を確保します。
防雨ケース内に防雨型延長コードを直接引き込もうとしたのですが、引き込み穴よりプラグ穴部の方が大きく通せない・・・。
しょうがないので一旦切断し、角型コンセントに直接接続しました。
この処置は電気工事士資格を持っていないと出来ませんので注意して下さい!
私は資格所持者なので大丈夫ですよー。
デジタルタイマーの設置
土壌湿度は数時間に1回しか計測しない予定なので、Raspberry Piを常時電源ONしておくと電気代がもったいない。
しかし、Raspberry Piはネットワークを通じて起動するWake On LAN機能はありません。
どうしようかと色々検索していると電源ON/OFF時間をプログラム出来る便利なタイマーがありました。
ONの時刻、OFFの時刻をそれぞれ14個登録出来ます。
1時間ごとに電源ON/OFFは出来ないですが、2時間ごとなら出来ます。
もともと3時間ごとに土壌湿度や外気温を計測する予定だったので、これに決めました。
電子機器の配置
購入した防雨ケースは縦302×横332×深さ150の大きさです。
届いたときはデカすぎるの買ってしまったと思いました。
案の定、Raspberry Pi、電子部品を配置してもスカスカです。
これからもシステム増強していく予定ですので、これぐらいの大きさでも良かったかな。
土壌湿度センサ配線の取り出し
土壌湿度センサの配線もAC100V同様、下壁の穴を通しました。
土壌湿度センサの防水処置
土壌湿度センサは端子がむき出しだったので、ホームセンターで購入したバスボンドで端子部を覆いました。
こんなテキトーな処置で良いのかな?
土壌湿度センサは5個入りを購入して予備はたくさんあるので、これでダメだったら考えます。
運用状況
最近いちごを育てているので、いちご鉢の土の乾き具合を計測し始めました。
水やりをすると土壌湿度センサYL-69は1Vを下回って、乾いてくると1Vを上回ってきます。
水やりタイミングの閾値は1Vぐらいかな。データを集めて様子を見たいと思います。
まだ定期的に自動計測するプログラムは作っていません。
今のところ屋内からRaspberry Piにアクセスし、プログラムを実行して土壌湿度を計測しています。
早いところ自動計測プログラムを作らなきゃ。
まとめ
Raspberry Piを防雨ケースに収めて、屋外でRaspberry Piを運用した内容について記事にしました。
Raspberry Piが雨風に当たることはないので安心です。
ただ屋内より屋外の方が確実に気温・湿度条件は厳しい。Raspberry Piの耐久性は大丈夫なのだろうか?
実際に運用して確かめていきたいと思います。
Raspberry Piを屋外で使用したい人は是非参考にして下さいね!
最後までお読み頂きありがとうございました。