Python matplotlibライブラリを使って、グラフ作成する方法を紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- Pythonを学習している人
- Pythonでのグラフ作成方法について知りたい人
- Pythonでのグラフ作成方法は分かるが、要素の追加・変更方法が分からない人
グラフ作成の基本
グラフ表示するPythonスクリプトです。これが基本形となります。
import math
import numpy as np
from matplotlib import pyplot
x = np.linspace(0, 2*math.pi, 100) # 0から2πまでを100等分した点要素を作成
y = np.sin(x) # サイン波を作成
pyplot.plot(x, y) # 2次元グラフを作成
pyplot.show() # グラフ表示
まず、matplotライブラリをインポートします。次にグラフ表示する関数を指定。最後に表示といった流れです。
グラフ要素の追加・変更方法
前章のグラフから要素を追加・変更していく方法を紹介します。
グラフタイトルの追加方法
import math
import numpy as np
from matplotlib import pyplot
x = np.linspace(0, 2*math.pi, 100) # 0から2πまでを100等分した点要素を作成
y = np.sin(x) # サイン波を作成
pyplot.plot(x, y) # 2次元グラフを作成
pyplot.title('サイン波形', fontname='MS Gothic') # グラフタイトルを指定
pyplot.show() # グラフ表示
「pyplot.title(‘グラフタイトル’)」を記述することで、グラフタイトルが追加されます。
日本語を表示する場合は、「fontname=’フォント名’」を引数で指定する必要があります。
どんな日本語フォントが使用できるかは、「C:\Users\[ユーザー名]\.matplotlib\fontlist-v330.json」ファイルで確認できます。
軸要素の追加・変更方法
import math
import numpy as np
from matplotlib import pyplot
x = np.linspace(0, 2*math.pi, 100) # 0から2πまでを100等分した点要素を作成
y = np.sin(x) # サイン波を作成
pyplot.plot(x, y) # 2次元グラフを作成
pyplot.title('サイン波形' ,fontname='MS Gothic') # グラフタイトルを指定
pyplot.xlabel('時間' ,fontname='MS Gothic') # X軸ラベルを指定
pyplot.ylabel('値' ,fontname='MS Gothic') # Y軸ラベルを指定
pyplot.xlim(0, 2*math.pi) # X軸最小値・最大値を指定
pyplot.ylim(-1, 1) # Y軸最小値・最大値を指定
pyplot.show() # グラフ表示
軸ラベルの追加方法
X軸ラベルは「pyplot.xlabel(‘X軸ラベル名’)」、Y軸ラベルは「pyplot.ylabel(‘Y軸ラベル名’)」を記述することで追加出来ます。
軸最小値・最大値の変更方法
X軸最小値は、「pyplot.xlim(‘最小値’, ‘最大値’)」、Y軸最大値は、「pyplot.xlim(‘最小値’, ‘最大値’)」を記述することで変更出来ます。
凡例の追加方法
import math
import numpy as np
from matplotlib import pyplot
x = np.linspace(0, 2*math.pi, 100) # 0から2πまでを100等分した点要素を作成
y = np.sin(x) # サイン波を作成
z = np.cos(x) # コサイン波を作成
pyplot.plot(x, y, label='sin')
pyplot.plot(x, z, label='cos')
pyplot.title('サイン波形' ,fontname='MS Gothic') # グラフタイトルを指定
pyplot.xlabel('時間' ,fontname='MS Gothic') # X軸ラベルを指定
pyplot.ylabel('値' ,fontname='MS Gothic') # Y軸ラベルを指定
pyplot.xlim(0, 2*math.pi) # X軸最小値・最大値を指定
pyplot.ylim(-1, 1) # Y軸最小値・最大値を指定
pyplot.legend() # 凡例を追加
pyplot.show() # グラフ表示
凡例を追加するには、まず「pyplot.plot(’X軸要素’, ‘Y軸要素’, label=’グラフ名’)」を記述し、凡例名を指定します。「pyplot.legend()」を記述することで、凡例が図に表示されます。
グラフ線色の変更方法
import math
import numpy as np
from matplotlib import pyplot
x = np.linspace(0, 2*math.pi, 100) # 0から2πまでを100等分した点要素を作成
y = np.sin(x) # サイン波を作成
z = np.cos(x) # コサイン波を作成
pyplot.plot(x, y, label='sin', color='green')
pyplot.plot(x, z, label='cos', color='purple')
pyplot.title('サイン波形' ,fontname='MS Gothic') # グラフタイトルを指定
pyplot.xlabel('時間' ,fontname='MS Gothic') # X軸ラベルを指定
pyplot.ylabel('値' ,fontname='MS Gothic') # Y軸ラベルを指定
pyplot.xlim(0, 2*math.pi) # X軸最小値・最大値を指定
pyplot.ylim(-1, 1) # Y軸最小値・最大値を指定
pyplot.legend() # 凡例を追加
pyplot.show() # グラフ表示
グラフ線色の変更は「pyplot.plot(‘X軸要素’, ‘Y軸要素’, color=’グラフの色’)」を記述します。
まとめ
Pythonのmatplotlibライブラリでグラフを作成する方法について紹介しました。
紹介した内容をおさらいすると
- グラフ作成の基本
- グラフタイトルの追加方法
- 軸ラベルの追加方法
- 軸最小値・最大値の変更方法
- 凡例の追加方法
- グラフ線色の変更方法
Python学習のお役に立てたなら幸いです。
独りでPython学習するのは大変だなと思う方は、書籍やスクールを活用するのも手です。