Unityでテトリス風落ちゲーを作ってみたいけど、何から手を付けていいか分からない。私もそんな一人です。今回から自分の勉強も含めて、簡単なテトリス風落ちゲーを制作していく過程を掲載していきます。
この連載を最後まで読めば、このようなテトリス風落ちゲーが1人で作れるようになります。
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今回、制作するゲームは次の通りです。
- 8種類のブロックが時間とともに落下
- ブロックを回転させながら縦18×横10マスに敷き詰めていく
- ブロックが横一列揃ったらブロックが消え、スコア加算
- スコアがハイスコアを上回ったら、ハイスコアを更新
第1回目は、ゲーム設計編です。まずは、どんなゲームにするか設計する必要があります。この回ではUnityは登場しなく、ゲームルール、状態遷移図を作成し、今後の制作作業の土台を作ります。
この記事はこんな人におすすめ!
- 用意されたアセットを極力使わず、自分の力でゲームを作りたい
- プログラミング初心者で1つ1つ丁寧に解説した記事が読みたい
- Unity初心者がスキルを上げながらゲームを制作していく過程を見たい
ここでの制作過程はすべて自己流です。もっと簡単に作る方法もあると思いますので、ご了承下さい。
ゲームルールの規定
落ちゲーといってもテトリス風、ぷよぷよ風など色々なゲームがあります。今回はテトリス風の落ちゲーを制作していきます。ゲームルールは以下の通り規定しました。
- 縦18×横10マスのブロック配置領域。
- プレイヤーは一定時間毎に落下するブロックを回転・横移動を行い配置領域に敷き詰めていく。
- ブロックを横一列揃えるとブロックを消せる。
- 一度に揃えた列に応じて得点が加算。
- 一番上の列までブロックが積みあがったらゲームオーバー
ブロック種類
ゲームに登場するブロックは下図の8種類とします。
状態遷移図
ゲームを設計していくに当たり状態遷移図を作成しました。
ゲームを起動すると、”Title Scene”が表示されます。キーを操作すると”Game Scene”に遷移、”START”状態となり、ブロックが落下し始めます。
“START”状態では、一定時間毎にブロックが落下します。この状態では、キー操作を受け付け、左右キーで落下ブロックを横に移動、下キーで下に移動させます。スペースキーを押すと落下ブロックを右回転させます。
ブロックが着地と判定されると”GROUND”状態に遷移させます。”GROUND”状態では、ブロックが横一列に揃ったか、ブロックが最上位列まで埋まったかを判定します。もしブロックが横一列揃ったならば”ERASE”状態に遷移させます。ブロックが最上位列まで埋まってしまったならば”GAME OVER”状態に遷移させます。
“ERASE”状態では、揃った列のブロックを消去し、スコアを加算します。その後、次のブロックを落下させ始めます。
“GAME OVER”状態では、ハイスコアを記録します。キーが操作されるとTitle Sceneに遷移させます。
まとめ
今回はゲーム設計編として、どんなゲームにするか構想を練りました。規定したゲームルール、ブロック種類、状態遷移図に則り、次回以降、Unityをばりばり使ってゲームを制作していく予定です。